おばさんであること

スミカと別れると

満里奈と明美にラインした

何かいい仕事は知らないか?と聞くと

満里奈がすぐに

ちょっと会おうという話になって

三人は集まった

美也の話を聞くと、明美は顔をしかめた

 

「仕事は紹介できないこともないの

だって、パパの知り合いに店をしている人は沢山いるから

まあ、夜の仕事も紹介できるわよ

だって、そういう仕事が似合う子なんでしょう?」

 

そう言われて、スミカを思い出す

確かに学歴は中卒だろうし、今は風俗まがいの仕事をしている

でも・・・・

そこまで考えていると

満里奈が

 

「でも、その子、二十歳なんでしょう?

そういうお店で仕事しようと思えば出来るじゃない!

かわいいんでしょう?

それならば、彼女だって馬鹿じゃなさそうだから

それくらい考えつくはずなのに

そういう所では働いてなかったってことね

私、藤沢の方につてがあるから頼んであげようか?」

 

「でも、身元も怪しくて保証人になるなんて

大丈夫?」

 

明美が心配そうに言った