おばさんであること

そこには坂の上のことがこと細かく書かれていました

まず、長いこと女の紐として生きてきたこと

そして、今は30も下の風俗嬢と暮らしていること

今まではほとんど女に生活費を出してもらっていたのに

この風俗嬢には惚れぬいていると見えて

彼女が逃げ出すと、明美が渡したお金を持って

また、連れ戻すと言うことが繰り返されている

二人は読み終わると明美を見た

何と言っていいかわからない

二人のその目に、明美

 

「バカでしょう?

ホントにバカなのよ!私!」