2018-07-30 おばさんであること 明美は驚いて 満里奈は頷き 美也は静かに 「大丈夫?辛かったでしょう? かわいらしい女子高生のお嬢さんがいて 最初から負けだとわかっていた彼女と 俊介さんとのその後を知って」 満里奈はわっと泣き出した 今まで我慢に我慢を重ね 50代の女として、優しい気持ちで彼の今を受け入れるつもりだった でも、やっぱりつらい あの時、彼は間違いのない選択をした それは満里奈の心に何かひびのような物を作ったのだ