2018-06-09 発達障害の母 それからが祖母の面目躍如だ 祖母の男好きは母の悩みの種だったらしいが 祖母は結婚だけは姉妹の誰にも負けないって 心に決めていた 母の話の中に、祖母はあの時代に恋愛結婚で結ばれたのが 自慢だったらしいが それ以外に結婚する方法はなかったようだ 一つ下の癲癇持ちの妹を誘っては 青年団の行事に行きまくった その餌食になったのがお坊ちゃん育ちの次男だった 祖父なのだ 祖父は真面目で頭のいい優しい人柄で 文学青年でもあった 兄は戦争に行ったが、自分は勉強さえしておけば 父親の自慢の息子で 新聞社主催の弁論大会に出たり、祖父の村界隈では ちょっとした有名人だったし顔もよかった