発達障害の母

その結婚話が祖母と癲癇持ちのすぐ下の妹には

全く来なかった

田舎の農家ばかりの村だ

祖母のすぐ上の姉である養女に行った子のように

賢ければ教員の家、農協の偉いさんの家

ちょっと、村から離れた町の公務員の家

娘たちが嫁に行くあてはたくさんあるのだが

癲癇持ちはどこでも困る

本人に問題はないから、父親は

この娘には少し財産をつけて嫁に出そうと思っていた

困ったのは祖母だ

どこがどうとは言えないが、ちょっと足りないのは

親戚中知っていたし、村の人たちも大体わかっていた