発達障害の母

すると、その中の一人

ひときわ謎の生物のようなごついオカマが

 

「あら!ちょっと、光代ちゃん、

こんなかわいい子どこで知り合ったの?」

 

光代と呼ばれた、不思議なオカマは

 

「やだ!どこかで私を見かけたの?

こんなとこまで来てくれるなんて

やっぱり、私って魅力的なのね~」

 

わけのわからないことを言いながら

僕の肩を強く押し付けた

なんだか怖くなったが、ここまで来たのだ修二さんを探さなきゃ

 

「いえ、あの、その、修二さんって人を探しているんです」