2018-03-17 発達障害の母 私は子供のころ、家の中でも息をひそめて生きていた 母はまったく感情の読めない人で やたら、明るかったり、やたらヒステリックだったりした ヒステリックになったときには感情に任せて わめいて、物をもって追いかけてきた 私は何を怒られているのか意味も分からないことが多かったので おのずと、この小さな家の中で いつも何かしらの防御をまとっていた 東京に帰る飛行機の中、私はそんなことばかり考えていた こうして母から逃げるのを 何とか正当化したいとしか考えていなかったのだ