発達障害の母

そして、一度、もしかしたら私は娘にいじめられているのかもしれない

そう思い込みだすと、忘れるまでずっと、そんな目で私を見る

もちろん、普通の人よりも早く忘れるのだが

その頃にはまた別なことで、私に対して懐疑的な目で見る

その繰り返しの毎日に

もう、母にたいして誠実であるのが馬鹿らしくなる

バカらしくなるのだからいっそのこと、

本当に意地悪をすればストレスはたまらないかもしれないが

そんなことをした自己嫌悪で自分を許せなくなる

父を思う時に、ため息をつき暇なときは庭の片隅で

無心に軽石の箱庭を作っていた父を想い

父の孤独やストレスはこれだったのだと思うと

可愛そうで泣けてきた