発達障害の母

まるで、うちの財産の半分以上は私につぎ込んだかのような

話を弟に信じさせて

そして、その話を、もう、真実になったかのように

母は私に話す

どういう神経をしているんだろう?

そんな風に私がお金を使ったのならば

私はもっと、喜んで母のもとに帰って来ただろう

お金のことでは言いたいことは山ほどあったが

所詮お金のことだ、お金に拘泥しないのが私の信条だ

そう、思っていたのに

まさか、小学三年生程度の人間に嘘をつかれて

お金使いのあらい、ろくでもない人間と親族に思われているなんて

思ってもいなかった

自分の人生ならばまだ、いい。

お金がなかったことで子供には

随分可哀そうな思いをさせてきたことを思うと

所詮小学三年生の知恵とその程度の人間性だと

許すことはできなかった