発達障害の母

友君がなっちゃんのところにお金も財産もすべて持って

家庭を捨ててしまった

たぶん、そこには奥さんや子供に悲しい憎しみを産んだかもしれないが

その、子供たちは奥さんの実家で

これをばねに、今までとはもっと、違う将来を

今までとはもっと、違うモチベーションをもって

友君の加護のもとでぬるく人生を送るよりも

もっと、素晴らしい人生を手に入れるかもしれない

私自身もそうだ

母がいるから、多分、本当は頭が悪いのに

小中高と母から逃れるために

ひたすら勉強した

母がいなければ、小学校の多くの同級生のように

この村で高校を出て、近場に嫁に行って

ごく平凡以下の人生を幸せに送っていただろう