発達障害の母

2人で飲んで思い出話をしたり

どんな人生を送ってきたのか

そんな話をしているうちに

なっちゃんの深い悲しみと寂しさに

気がついた


友君をなっちゃんから引き離すことはできない

たぶん、なっちゃんにしてみれば

プライドも何もかもかなぐり捨てた

最後の恋だろう


そんなことを考えていると

友君が帰ってきた

飛び出るなっちゃん

私に気がつくこともないほど

なっちゃんしか見ていない友君


「お、あ〜ちゃんかぁ

あ〜ちゃんが来るとは思わなかったなぁ

こんな近いからすぐわかるとは思ったけどな」