発達障害の母

「懐かしい〜

何?何?飛び込み営業?」


私は笑い出した


「ううん、もしかして

友君と住んでるのって

まさか、なっちゃんじゃないよね」


なっちゃんといえば

高校の時の私の憧れの同級生だった

いや、私だけじゃない

私は地元の中学友人が絶対に

いない、偏差値の高い

県庁所在地にある高校に行った


県内でも優秀な子ばかり集まっているから

だいたい、裕福な子、医者の子

学校の先生の子が集まっている


私は地元の中学ではできがよくても

その高校では勉強についていくのがやっと

お金もないから、まるで空気のように

学生生活を送ったが

そんな私にも

なっちゃんは声をかけてくれ

本当にキラキラと輝いている子だった

家の市内の総合病院

そこのお嬢様だった