発達障害の母

そのアパートはすぐに見つかった

すぐに呼び鈴を押すと

出て来たのは同い年くらいの老けたババァ

髪の染め具合や、来ている服から

化粧を熱くすれば若く見えるんだろうが

すっぴんだったから、私より上に見えたし

友君の奥さんの数倍醜い!

そして、もう一つ

彼女はどこか知っているかもしれない

顔でもあった


「誰?」


「友君はいる?」


同時に声を掛け合って

顔をよく見ると


なっちゃん!」


あ〜ちゃん!」


また、同時に声が出た