私は苦笑いしながら
「大丈夫!私は何にもしていないから」
そう言って家を出た
間違っていたとしても、私自身を見ていないとしても娘のために百万出そうと言う、その悲しい優しさは私に伝わった
ネコが暇なら一緒にと思ったが
どこで村の人間が見ていて
余計なことを言われるかもしれない
そう思って1人で来た
ケロはもう、帰っていたが
もしかしたら友君が男同士
私よりも詳しく、その女の話をしているかもしれないと連絡を取ると、何も聞いていないと言う
私が村で変な噂になった話をすると
大笑いしながら、相変わらずおもしれぇ村だなと電話を切った
私もなんだか笑いたくなる
その程度の村なのだ