発達障害の母

そして、ゲスな人間たちほど

ちょっと、2人で話しただけで

何かあるのではないかと邪推する

そんな風に広まった噂には

太刀打ちできない


「ああ、ちょっと、待ってて

ネコに聞いたら早いから

あの喫茶店で待ってて」


母は心配そうに


「え?あんた、友さんと

なんか、あったんかい?」


母親すら村の人間と同じレベルで

私を見る

母は点と点が繋がらないから

今の出来事で

友君の奥さんが行って来たことだけから

物事を理解する


母に詳しく話をしている暇はない

ネコに連絡を取ると

すぐに店に行った