発達障害の母

「まぁ、その女の人と別れたくないし

奥さんともうまくやりたいって

言うのはわかったけど

お金の方をなんとかしないと

2人ともにいい顔するのは無理じゃない?」


と、私のは理屈通りのことを言ってみたが

ケロとネコはニヤニヤ笑うだけだし

2人とも貸せるお金なんか持っていない


その日から1週間くらいして

朝のご飯を母親と一緒に食べていると

母が


「あんた、なんか知らない?

今朝、その向こうの田んぼの草切りに来ていた

本家のおじいさんが

友さんがいなくなったって言ってたよ」


「え?昨日、畑で仕事していたのはみたけど」


「そうかい?夕べから帰ってないんだって!」