発達障害の母

母はたぶん、自分が普通ではないことに気が付いている

しかし、それを容認する自分には耐えられないのだろうし

みんなが母に対して、少し足りないと思いながら接するのを

物をあげることでカバーしようとしている

私が送って来たもの、弟の家が送って来たもの

自分の家で何かと作ったもの

なんでもあげてしまう

そして、そうやってやってくる人たちは

それを目当てじゃないかと私は思っているのだが

こればっかりはわからない

相手も何か食べ物を手にやってくるのが田舎の人付き合いだ

でも、私が知っている限りは

田舎でできたばかりの野菜のはずなのに

なんだかまずいし、家でいらないものを持ってきている気がする

これも、私にとってはほしいものでも何でもないから

そう、思ってしまうのかもしれない

母は何をもらっても嬉しそうにきゃぁきゃぁ、喜んでいるから