発達障害の母

私はなんのことかわからずに

母を見ると

母は


「一範のことなんだろう?

あんな奴がいると、女の子は

ここらあたりの学校にやらせられないよね

親がついて回るわけもいかないし」


恵子ちゃんは私を見て


「ええ、それもあるんだけど」


「ごめんなさい

その、一範って人、全く知らない」


すると、母が


コナミさんの家は昔、この村から

三キロくらい離れたところにあって

いや、別れたって言ったって

それに釜を持って歩いてる時もあるしね

恵子ちゃん、学校は学校はだからね」


意味不明!

いつも一緒にいる私にすらわからないのだから

恵子ちゃんはも困ってしまう