発達障害の母

子供達ならば何回か言えば理解して

そして、ちゃんとクリアして行く

私は発達障害のことを全くわかっていなかった

点と点、それは線になることはなく

もし、わからせようと思ったら

恫喝が手っ取り早い


まぁ、だいたい慣れて来て

一生懸命に相手をするんじゃなく

機嫌よく流して、危険に関することだけ

何度も繰り返し言う


コーヒーを飲みに行くと

そこにいたのは友くんと

雅ちゃんの旦那だった


「へぇ〜あ〜ちゃんって言うんだよね

なんか、うちの前の妻の妹が

お世話になったみたいで

俺も東京の事情は知らないから

ありがたいです

あいつが帰って来て本当に良かった」


そんなことを言う

そんなわけはないはずだけど

もう、友ちゃんの知っている姉殺しの秘密は

公然のことになっているから

きみが悪いけれど、怖くはない