発達障害の母

とりあえず、家族に何の心配もないのを確認すると

ネコに連絡を取った

村の店を出す営業も忙しいだろうに

雅ちゃんの妹探しまでやっているとは

私も手伝ってあげようと思ったのだ

なんとなく、雅ちゃんの妹の気持ちもわからんではないから

こちらで幸せに暮らせそうならば

連れて帰るなんて、もし、ネコが言うのならば

反対しようと思っていた

 

それで、母が言うように友くんが困るのは仕方がない

そういう風に親戚の年寄りまで面倒見るのは

田舎の小さな村に残った人間として

やらなければならないことじゃないだろうか

田舎の年寄りの看護は都会ほど孤独ではないと思う