読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

発達障害の母

その父も弟が大学を卒業するとともに

がんで亡くなった

気の小さいまじめな人だったから

母のことでは結婚以来相当なストレスを抱え込んでいたのだろう

ネコが

 

「おじさん、いい人だったよな

俺、子供の時に川で釣った鯉をもらったよ」

 

友くんはネコのその言葉に

 

「ああ、そうそう、俺んちもよくイノシシの肉もらったよ」

 

「そうね、趣味がそういうことしかなかったから

雅ちゃんちのお爺さんに教えてもらったんだって

あそこのお爺さんも近所中にイノシシの肉とか鮎とか

配って回ってたよね」

 

「うん、俺んちはたまにだったけど

村長のネコんちとかみっちゃんちの病院には

真っ先に持って行ってたよな」

 

すると、友くんが声を潜めて

 

「みっちゃんの後家、すぐにも雅ちゃんの旦那と

暮らし始めるらしいぞ、なんか、すげえよな」

 

この村ではみっちゃんの奥さんはずっと、みっちゃんの後家と呼ばれる

雅ちゃんの旦那と結婚するのならば呼び方を変えてあげればいいのに