2017-04-10 発達障害の母 いつもの時間にいくとマスターが嬉しそうにいつものコーヒーを淹れはじめ友くんは片手を上げた今日は彼の横にどこかで見たことがあるようなおじさんが座っていた「おう!こいつ誰か思い出す?」ジャージの上下に運動靴頭はほとんど禿げ上がっているがその目には見覚えがあった「あ〜ネコ!」ネコは村で代々村長をしていた家の子で爺さんと父親は村ではいつだって威張っている嫌なやつだったがネコは誰もが好きにならずにはいられないそんな人懐っこい子だった「ほんとうにあ〜ちゃんか?全然変わってないな〜友にここに来たら会えるって聞いたけどほんとうに来るとはな」そう言ってネコらしく笑った