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発達障害の母

いつもの時間にいくと

マスターが嬉しそうに

いつものコーヒーを淹れはじめ

友くんは片手を上げた

今日は彼の横に

どこかで見たことがあるような

おじさんが座っていた


「おう!こいつ誰か思い出す?」


ジャージの上下に運動靴

頭はほとんど禿げ上がっているが

その目には見覚えがあった


「あ〜ネコ!」


ネコは村で代々村長をしていた家の子で

爺さんと父親は村ではいつだって

威張っている嫌なやつだったが

ネコは誰もが好きにならずにはいられない

そんな人懐っこい子だった


「ほんとうにあ〜ちゃんか?

全然変わってないな〜友にここに来たら会える

って聞いたけどほんとうに来るとはな」


そう言ってネコらしく笑った