発達障害の母
母の言葉を文にしようとするから
こんなふうにある程度は
わかりやすくなるのだが
実際は主語述語はめちゃくっちゃだし
自分の目的である話をする途中で
別のことを思いついたり
別のことが目に入ったりすると
話は無茶苦茶で
四六時中そばにいる私でも
よくわからない話をするのだ
それだけでもイライラするし
こんなふうに
知的障害があるからといって
心が綺麗かといえば
そこが1番の問題なのだ
小学校うち年線の子どもにだって
優しい子供もいれば
意地の悪い子供もいる
大人になるに従って
こんなことを口にしたら
失礼になるなんてことは
覚えていくのだが
母にはそれはない
そして、新しい語彙は絶対に覚えないし
すぐに忘れるのだが
子供の頃覚えた汚らしい言葉は
忘れずにすぐに使うのだ