発達障害の母

友くんとひとしきり思い出話に

花を咲かせていると

さっきから農協の若い子達が

引き上げて言った

最後に残った、さっきの若い男の子が

お会計をしながら


「おじさん、今月は菜の花が最盛期で

大変だろう?

でも、おじさん地の菜の花は

特によく売れるから頑張ってな!」


「よう!ありがとな!」



そう言って出て行くと


「あいつ、あ〜ちゃんが大学に行く前に

付き合ってたあいつの子だぜ」


友くんは意味深な笑い顔で

教えてくれる


「え〜なんで知ってるの?

ってか、似てるなぁ〜とは思っていたけど

やっぱり?」