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発達障害の母

その男の子の顔を見て
何かがよぎった
そして、馬鹿だった昔が蘇った
それは大学に入学する前の春だった気がする

高校時代、私は親戚の家に下宿していた
私の中学からは電車で一本のところに
学年の半分は行く高校があったのだが
私はそこに今の家から通うのが
嫌で仕方なかった
その頃は母にはなんの興味もなかったが
その母をなんともできない父に
苛立っていた
「なんであんな母親と結婚したの?」
父と二人っきりになるとそう言うのが
私の口癖でもあった
父はなぜかは一言も言わず
「ま〜我慢しろよ」
としか言わなかった
その頃、母に一番苦労していたのは
父なのに、それに結論を出さない
父も嫌いだった

中学の時にはただただ、勉強して
今の環境から抜け出したいと思っていた

それで、偏差値は上だが実家からは
かなり遠い高校を選んだのだ