発達障害の母

子供もそんな風に男好きであれば

何の問題もないだろう

母はその時、その話を嬉しそうに

家族で夕ご飯を食べているときにしゃべった

子供の前でする話ではないと

父は怒り出したし私も聞きたい話でもないし

好奇心はあったが、家族団らんの時に話すことではないだろう

そう思ったが

母は父の静止も聞かずに

 

「きっと今晩はあそこの奥さん、家に帰らないよ

明日、あそこの子供に聞いてごらん」

 

そんな風に私に話した

その時には気が付かなかったことだが

今、当時を振り返ってみて

母を嫌っていた理由はそんな所だったのだと

そのことがあってから40年後に

初めて気が付いた