発達障害の母
人のせいにしてはいけない
子供たちにはそう言いながら育ててきた
私は私が今の私であることを
母のせいにはしたくはないし
母のせいではないといいたい
ただ、ただ、この母親でなかったら
その気持ちはどんなに消そうとしても
心に浮かんでくる
小学校のころ
男好きの母親を持っている友人がいた
だからと言って、その子は不幸ではなかった
そこも男好きで
小学生のくせに、すぐに男子を暗い所に呼び出しては
二人きりになりたがっていた
親はいろいろだ
親と一緒ならば幸せなのかもしれない
教師が個人面談でその母親に子供の男好きを指摘すると
その夕方にはその男の教師と
その母親が村を歩いているのを
誰もが目撃して
ものすごく親密そうだったと
私は小学生の時に母親から聞いた