発達障害の母

いや、発達障害といっても字は読める

漢字は書ける、字はうまい

小学校に上がる前のわたしに『あいうえお』を

教えてくれたのは母だったはずだ

しかし、母が本のようなものを読んでいるのは見たことがない

 

それに、今の生活を見ていると

買ってきた商品に書かれている説明など一切読まない

まぁ、確かに読まなくとも食べることはできる

でも・・・・だ!

食品には賞味期限があるのだ

それが今どきはどんな商品にも書いてある

かえって冷蔵庫を除いた私は驚くしかなかった

四、五年前のものは当たり前のように入っている

まぁ、しょうゆ、マヨネーズ、みそ、瓶詰の数々

そういうものだから、食べても食べられなくはない

 

老人の場合、もったいない・・・そんな気持ちが強いし

一人暮らしなら、そんなに調味料の類は使いはしないから

多くの一人暮らしの老人の家では珍しい話ではない

だから、このことは、当たり前に納得できた