発達障害の母
なんだか泣けてくる
今まで自分の生まれが
犯罪者がいないギリギリの貧乏な生まれだと
納得していた
だからこそ、必死で生きて来たつもりだった
子供たちにも
誰にも後ろ指を指されないように
そんな生き方ができる基礎を
作って来たつもりだった
生まれた町に年老いた母が
痴呆症では無いか?
最初はそんな不安から始まった懸念だったが
よくよく考えてみると
それは、いま始まったことではなかった
思い起こせば、私が小さな時から
10分とじっとしていることの
できない人だったし
父が何度も同指示をして
その時には理解したような返事をしているが
いつだって、次の日は同じ間違いをして
父の指示は忘れていた
その当時子供だった私は
それは夫婦喧嘩だとしか思っていなかったが
今、母を見つめ直してみると
間違いなく知能指数の低い
発達障害だ