低い山々

それが、一本の電話で

ものすごい心配の種になってきたのです


今までも電話で話しを度々話していたのだから

母は変わっていないのだろう


自分の健康の話

周りの親戚や友人の話

孫たちの心配

そんな話が延々と続くのだが


それはよく聞く一般的な年寄りの

当たり前なことだと思っていた


ただ、夫の母は90になって

亡くなる直前まで、世のすべての流れを見て

ボケることもなく的確な判断で

若い人とも対等に話ができた


自分の母が年寄りだと言う理由で

少しボケているのではない

そう、いえば、若い頃からこの人は

こんな反応だった

こんな生き方だった


そう、ふっと感じた時に

あの、すっかり忘れていた末っ子と同い年の

発達障害の子どもが

鮮やかに浮かんできた