2016-12-21 空の色 故郷の空は当然美しくなければならないその思いがここに帰って来ることを阻み続けてきた東京では決して見ることのできない盆地を囲んだ青い空、そして高い雲この盆地を見下ろす小さな山高校の頃の一番純粋だった私はクラブ活動で毎日あの山の頂上まで走って上がり仲間と一緒に降りて来たら暗くなるまで練習だ終われば友人と笑い合いながら駅前のうどん屋で安い素うどんを食べ将来など考える暇もなく宿題のことだけ考えて家に帰る