大卒の切符だけが欲しかった私と根本的に全て違い多分、在学中は彼女は私を軽蔑していたのだろうそれでも、学食で会えば話はするその程度だったがなんとなく卒業してからも数年に一度は連絡を取り合っていたそれは、すべてが私の憧れである彼女との縁を少し…

康太がすっ飛んで来た 「姉さん、大丈夫だった？」 「何のこと？」 「何もなかったの？よかった」 本当にホッとしたようにミキを見ると その顔は怒りに歪んだ 「何が会ったの？」 ミキはすぐに母に関したことだと 悟った 「母さんね」 「男と来たよ」 大学の…