発達障害の母

昨今、老人ホーム内や町内での老人の三角関係 恋愛のもめごと それで事件まで起こっているが 東京にいるときは本当に他人事だと思っていた 母は頭が足りない分、お金には十分汚いし 自分では心の奥底で、他の人間より劣っていると自覚している ・・・・と思…

発達障害の母

老人会の集まりなんか、できるだけタクシーを使ってほしい 今時の田舎は老人の車の運転を辞めさせるために コミュニティバスを出したり、 タクシー券を配ったりと何かと考えてくれているのに その、爺さんの車でどこにでも出かける 本当に走る凶器にしか思え…

発達障害の母

その爺さんは昔からこの村にいたが 奥さんがしっかり者でその陰に隠れていて いるのかいないのかわからないほどの人だった それが、奥さんが10年前くらいに死んでから 何かと元気になった 若い頃ならば、少し頭の緩い母のことなど 歯牙にもかけなかったであ…

発達障害の母

世の中のすべてが長生きを望み 長生きを奨励している、現在 母はマニュアル通りに長生きがすべての善であると信じている 50代を迎え人生がどんなものかあらかた把握した自分としては バカバカしいにもほどがあると思う まず、体が正直だ もちろん、今は医療…

発達障害の母

私の今、少しでも人に評価されるようなところも 嫌なところも、すべて母を意識するところから出来上がっている 本当ならば評価されるようなところが 母から来ているのならば、 そこは感謝しなければいけないのかもしれないが どうしても、そんな風には考えら…

発達障害の母

もちろん、心さえ美しければ どんな天然も許せる それは、あの若いころの恋愛が教えてくれた しかし、彼と知り合って惹かれたのも どこかに母に似ているところを見つけていたのかもしれない そして、あの恋愛を知ったことで 母をもっと嫌いになるわけだが そ…

発達障害の母

あんなに自分から勉強が好きでもないのに ひたすら勉強したのは母がアレのおかげだ そして、できるだけ空気を読む人間になった これは良いことか悪いことかわからないが 今時の天然って言う人柄のくくりに 憎悪を燃やすほど嫌悪感がある 天然ならばどんなに…

発達障害の母

ひたすら、母をデスっている自分に 嫌気がさしてくる もちろん、母が発達障害であったことが 良かったと思えることはたくさんある まず、他の子供のように 親に勉強しろと言われて、いやいや、勉強する なんてことは絶対にない 勉強が発達障害の母が中心の家…

発達障害の母

まぁ、娘としてはそんな母を可哀そうに思って 家の中で歌うことは苦笑いしながら許すのだが そして、うちの家族は母が下手なことを はっきり口にするタイプの人間ではない 褒めもしないが・・・・・ そこで母は調子に乗って外でも歌う 他の人間はとりあえず…

発達障害の母

しかし、度を越した音痴なので聞くのが苦しくなる しかしそれは、やはり脳の何かかが足りないせいなのだろう 本人にまるで自覚がない その音階を出せていないことに気が付いていないのだ このことと、笑いを理解できないことがつながって 母の中の明るい家庭…

発達障害の母

難しいのは笑いのほうだ わかりやすく、結婚や病気が治ったとか 成功の話には分かりやすく一緒に喜ぶが 冗談とかがわからない、誰もが笑っている時に キョトンとしていることが子供のころには多々あった 父は落語が好きでよく聞いていたが 母はそれが全くわ…

発達障害の母

母はマニュアルとして人間関係のやり方を覚えている その学習はかなり見事なものだ 人の悲しみ、病気になった、死んだなどは割かし簡単だ 悲しんだふりをすればいい だから、母はそんなふりはうまいが涙は出せない しかし普通の人はふりがうまいとは思わない…

発達障害の母

母に対する愚痴はほとんど 「かわいいおばあちゃんじゃない 歳いったら、そう言うもんよ ちょっと、お年寄りに厳しすぎだよ」 そう言われると心はざわつくばかりだ 誰もが自分の母親と楽しい思い出があるんだと思う でも、今、振り返ってみて そんな物はひと…

発達障害の母

実際のところはわからないが私は確信した しかし、こんな話をその友人にすると 「そんな母親いるわけないでしょう 何やかやと母親のせいにしすぎだよ 人のせいにする人って ほら、あの人!」 そう言いながら嫌なママ友のことをしゃべり始める そうだと、私も…

発達障害の母

彼女と私は学歴も年齢も、そして、家族関係も ほとんど一緒で話も合う 彼女も高卒で専業主婦の母親には 学生時代は話すこともないと離れていたが 子供が出来たとたんに、実家に帰り 子育ての色々を教えてもらっていたし 料理も何かとコツを習っていた そんな…

発達障害の母

そして、こういう親子関係、家族関係には この世の中はなんて生きにくいのだろう 基本、親には感謝をというのが基本だ 医者の友人と子供のころからの友人 その二人以外の友人にに少し弱ったときに つい愚痴ったりすると 徹底的にたたかれる 「それは親のせい…

発達障害の母

毎日毎日、そんな生活が続くのだ 全く無視して生きていくか、発達障害の人間相手に いちいちキレてしまう生活をしないと 心は疲弊するばかり でも、キレた後に来る、すさまじい後悔の念 自己嫌悪で自分がすごく嫌になる 父はそれから逃れるために酒におぼれ …

発達障害の母

全く天使のような無邪気さならば私も父も喜んで受け入れたであろう しかし、母の中にある幼稚園生レベルの無邪気な意地悪 嫉妬、ひがみ、欲張り、そんなものが無邪気であればあるほど 私たちを苦しめるのだ もらったもので自分が気に入ったものは箪笥の奥深…

発達障害の母

美味しいとは間違っても言える代物ではなく だいたいイエスマンで気を使ってばかりの言動である父ですら 美味しくないと言わないのが、唯一の気遣いなのだが 舌がバカな母にはそんな私たちの気の使いようなど 全く通じない 母と時間を過ごすのは時間の無駄だ…

発達障害の母

母は弟を嬉しそうに見ながら言葉を待つ 弟は深い意味もなく 「あ~おいしかった!」 それを嬉しそうに聞いて、私が他の食事時に これ、美味しくないとでもいうようにあまり食べないと 弟はよく食べるから美味しいのだとしゃべり始める 私は父と似ているとこ…

発達障害の母

私が中学の時の、朝のちぐはぐな会話 私は母の作る食事に興味はない 父もあきらめている 母はべちゃべちゃに炊きあがった白いご飯を自慢そうに出し ひとしきり、ソーセージとにらを卵で炒めた話をし 味噌汁は辛くて出汁に乾燥シイタケが入っているが 足もと…

発達障害の母

つもりに積もったこの思いを消化することはできない もちろん、今の世の中発達障害であっても それに応じて職を選んだり そのことを加味して育ててくれる両親もいるだろう 恋愛だってすればいい でも、子供産むのならばその後ろにしっかりした 後ろ盾になれ…

発達障害の母

私が子供のころよりも中学、高校のころのほうが そんな美しい言葉を毎日ちりばめて話していた 毎日明るく元気に過ごしましょう 勉強よりも心が大事だからね 父も私も朝からテンションの高い母からそんなことを言われるだけでも イライラした もちろん、それ…

発達障害の母

母はドラマで言葉を覚える 家族は信頼しなければいけない 心を込めて人には接しなければいけない お互い本当の気持ちを言い合って、心を開かなければいけない そんな綺麗な言葉をたくさん覚えているが 実際にそれがどういう風なことかわからず ただただ、家…

発達障害の母

母は賢いのだ いや、それは知能指数がどうとか知的レベルがどうとかじゃなく 自分が欲しいものは相手の思惑などお構いなしに手に入れる その、こずるい感じの能力は 家族の中で誰よりもたけていて 人の気持ちを一番に大事にして、できるだけ穏便に生きていき…

発達障害の母

昭和30年あたりの頃のことだ 世の中は高度成長期に入るころ 東京オリンピックがあると言うので 何処の家もテレビを買うようになった頃だ 父と母が知り合ったのもこの頃で青年団の集まりで 隣同士の町でもあったから、何度か顔を合わす その頃のその小さな田…

発達障害の母

少々、おかしくても年老いた母を受け入れて 子供の頃のすべてを自分がなんとか世の中で生きていけるようになった 体験だったと思うことや 父も早くに病気で亡くなって幸せだとか そう、思おうと覚悟して帰って来たのだが 私には広い心もなければ、母を理解す…

発達障害の母

母には母の価値観がある 目の前に置かれてわかりやすい価値観にすぐに飛びつく でも、それは本当のことを公にしない優しい嘘とか 相手にしっかり伝えないほうが良い遠慮、配慮 悲しくても涙を見せない深い心の苦しみ そんな複雑な心の動きなど理解しない人だ…

発達障害の母

無口になり、ただただ、酒を飲み 朝から飲むことも多くなった いつの間にか父というと酒に酔っている姿しか思い浮かばない 父がそうなったころ、母は父に心置きなく文句を大声でいい 子供たちには父のことを困ったものだと言いながらも のびのびと嬉しそうに…

発達障害の母

私は小学生のころ早く家に帰るのが嫌で そのほとんどの時間を学校の図書館にこもって 本を読んでは想像の世界に住んでいた そこで大好きだった芥川龍之介関連の本読んでいると その母が精神的におかしかった、という一文に出会った その頃の私は自分の母が人…